みなさん、相変わらず犬の抜け毛と戦っていらっしゃいますか?まあ毎日しつこいですよね。しかしこれも不思議なもので、本当に困ったヤツではあるものの、どこか愛嬌のある憎めない存在に思えてしまうことがあります。
一応愛犬の分身ですからね。そんな抜け毛に対して、思わず飼い主が感じてしまう「あるある」を語ってみたいと思います。多少くだらない項目もありますが、犬を飼っている方であればわかって下さることでしょう。
犬の抜け毛に思わず飼い主が感じてしまうおもしろ「あるある」
人類における、コロコロの発明のありがたみを実感する。
世にある様々な掃除道具において、「掃除機」の発明は素晴らしい。しかし、洋服についた毛はどうするか。
掃除機をかけている最中、大量の毛が洋服に付着しているのを発見。気軽な気持ちだったのか、無意識であったのか、無謀にも掃除機を洋服にあててしまった日には。
「ズボォッ!!」という音ともに、毛も吸い込むでしょうが、精気も一緒に吸い込まれ、寿命も一日は縮まるんじゃないかと思われます。
昔むかしの子供時代、着物などの正装をした場面で、美容院の先生や、母親がペタペタとガムテープでホコリを取ってくれました。そこは優しさがありました。
しかし、コロコロの登場によって、従来のガムテープの優しさを、便利さで大きく上回る最強アイテムとして、抜け毛業界に君臨することとなったのです。
そして、地球上にいる人類は数多けれど、コロコロに最もありがたみを感じ、また消費量という点でしっかり恩返しをしている輩は、間違いなく「ペットの抜け毛と戦う飼い主」であると思われます。ああ、ありがたや。
(ところで、ある種のコロコロについている、『挿入方向→→』って、どういう意味があるんだろう?どっちにしても同じじゃないの?)
うちの歴代コロコロ、10個はあるかなあ
コロコロが各部屋にある。初代コロコロは犬に噛まれてぼろぼろ。
「長毛大型犬の抜け毛はどれくらいひどいのか」という記事でお話ししたように、とにかく家中すべての部屋にサン(うちの犬)の分身が四散します。
ですから、必然的に、あっちにもコロコロ、こっちにもコロコロ、玄関先にも車にもコロコロ、となるわけです。
そして、一日のコロコロタイムの消費時間。間違いなく、普通の方の数十倍でしょう。支度後にコロコロ、玄関先でコロコロ、カバンの中にもちびコロコロをしのばせ、通勤中や休憩中にもコロコロ…(ちびコロコロ便利ですよ。外出先にも犬はついてくるものです)
いろいろコロコロを経て、…夜就寝前に最後のコロコロ。と、犬飼いにとっては、スマホとコロコロ、どっちを取るか、と言われれば、間違いなく後者なのです。(多分)
コロコロ中毒になる
そして、ちょっとやんちゃな犬であれば、間違いなく初代~数代コロコロの持ち手部分が噛まれてギザギザになっているはずです。結構硬めのプラスチックなのですが…。恐るべし。
当たり前ですが、つかむとプラスチックがとんがっていて痛いのよ。犬にも危ないし、じゃあ捨てろよと思われるでしょうが、コロコロに対する愛情、というより畏敬の念から、気軽には捨てられないのです。
うちでも三代くらいはサンにやられています。今でこそ全く興味を示しませんが。傷を負ったコロコロは更に敬意を表され、一生大事にあがめられるでしょう。
こんな素晴らしいものが100円で…
抜け毛掃除用グッズが大量にある。でもほとんどお蔵入り。
こういうのって、本当あるあるですよね。おそらく、洋服類などはコロコロがベストですから、対カーペットであったり、ソファであったりにより良い「抜け毛掃除グッズ」を求めて放浪者となってしまうのです。
私が購入したものも20種類近くはあります。しかし今現在使っているものといえば?結局は「掃除機」「コロコロ」「雑巾水拭き」なのでした。
これに関しては「ズボラ人間あるある」なのですが、掃除に手間をかけたくない、時間をかけたくない、体力をかけたくないの3T(:くだらないですが、Tema/Time/Tairyoku。一応)なのです。
結局、この三大掃除グッズに比べて、他の掃除グッズは全て「チマチマ作業」なのです。(ズボラ人間にとって、ですよ)
ガ~ッ!とこなせて、ア~すっきりしたぁ!と爽快感が得られるものは、この先に誕生するどんな発明品であれ、この3つより上位を奪取できることはまずないでしょう。
毛でマスコット作れないかな~と作り方をネット検索。
換毛期や、ブラッシングをさぼった後にできる、夜店のわたあめ様物質。女子であれば(?)、これ、羊毛フェルトできるんじゃ…(わくわく)?となるはずです。羊毛フェルトマスコットとは、一時期流行っていた、羊毛を丸めて、針でチクチク形作っていく、アレです。
可愛いですよね~!それを愛犬のマスコットを直の毛で作りたい!…と思い立って、早速ネット検索。
「愛猫、愛犬の毛で作る…」という記事は結構あるのですが、調べていくうちに、「色んな菌などがついている可能性うんぬん」で、熱が一瞬で冷めました。…やめとこう。絶対やめとこう。
その後、ちゃんと調べていないのですが、多分きちんと消毒して、清潔な毛を使うのでしょうよね。またその気になったら、ちゃんと調べて、作ってみるかもわかりません。
ま、また作りたくなった時は、いつでもわんさか毛があるし
しかし、あの毛の量、何かに有効活用できないもんなんでしょうかねえ。私が思いつくのは、アレをまとめてモップを作り、フローリングの床をザーと。相当取れそう。でも一回使用のみですね。
しかも、どうせ捨てるとはいえ、我が愛犬の分身にゴミを付着させるなんて、ちょっとできないですよね。
大きい毛玉は高い所に配置され、神様となる。
さて、誰もがきっとやりましたでしょう。ブラッシング後に抜けた毛をボールにして喜ぶというもの。大抵、家族に「ねえねえ、これかわゆくない?」しかり、愛犬の顔に押し付けて「これ、お前の分身だぞう~」しかりして満足。
絶対やりますよね。眺めたり、スリスリしたり、ポンポンしたりで遊んだ後、改めて抜け毛ボールをじーっと眺めてみるわけです。
そしたらどうでしょう。なんだかボールが崇高な存在に見えてくるではありませんか!これ…神棚を設置して崇めるべきじゃないか?と何かがささやいてくるのです。
まさかマジに神棚にあげてしまう暴挙にでる者はいないでしょうが、とりあえずその辺のタンスなどにあげてみて、お祈りくらいはしてみるべきでしょう。
こんなバカバカしいことに付き合ってくれる優しい家族はいないと思うので、すかさず愛犬を呼び出し「おい、サン様だぞ」とおすわりさせ、二人の健康と愛がより高きにいけますよう、二人でしっかりとお祈りしましょう。
数日楽しんだあとは、冷静な母親が、「ねえ、これいつまで置いておくの?明日ゴミの日だよ」とつっこんでくるかと思いますが、万が一捨てる際にも敬意を忘れることなく。
ちなみに、私は二週間は楽しんでいたのですが、(前項でも述べましたが)“犬の毛は結構ヤバい説”を知ると同時に即ポィでした。サン様への信仰はどこへ。せめてシャンプー後の毛で作ればよかった~。まあいつでも作れるんですけどね。
色んな種類の犬ボール
欲しいよね
ぼくのは優しいクリーム色
タイプ
「いいね~サンは毛がいくら抜けても大量にあって…」と母がぽつり。
若い時はふっさふさだった母自慢の髪の毛も、多少はやっぱりお年頃。そんな悩みを抱える一女子の前で、かたやブラッシングしてもしても全然変わらない量をキープするサン君。
あれも不思議なんです、たしかにメロンサイズ量が除去されたはずなのに、次の日にはなぜか見た目が元通り。そりゃ一言もらしたくなりますよね。「あーお前がうらやましい~」と。
これ系のコメントには苦笑いで流すしかない
余談です。私は素人油絵が趣味なのですが、油絵の筆の基本は豚、タヌキなどの獣毛なんです。
先生に、「犬の毛って、筆になりませんか?」と聞いてみたところ、「多分コシが弱すぎて、油に負ける」「犬やネコの毛でOKならば既に世に出ているだろう」だそうです。ごもっとも。
アナログで絵を描く素人衆であれば、一度は思いつくのではないでしょうか。もしかしたら、一風変わったタッチで描けるかも!と。
いつか作ってみたいのですが、面倒くさくていまだ叶わずです。描いた先から絵に毛がつきそうで怖いのもあるのですが。プロの仕事って何でもそうですが、本当にすごいですよね。筆師(?でいいのかな)の技術もまた、素晴らし。
「ったく、どこにでもサンいるな」と、毎日誰かがツイート。
抜け毛と共に暮らして5年以上も経ちますが、どこまでも付着してくる毛に、思わず一言もらしてしまいます。たった今コロコロしたばかりなのに、ふと見ればまた同じところについているんですから。
そして意外なところ、例えば、タンスの引き出しの中とか、本のページ間とか。本当にいつでもどこでもどこまでも。
またサンだよ(イラ)
呼んだ?
化粧水を顔に塗った直後のチュー行為は地獄
絶対に禁止行為です。化粧水やオイルを塗った直後に、ふと愛犬を見ると、まんまるお目目と、なぜが頭のてっぺんがとんがりぎみのサン君。よーく見ると髪の毛のトップにもちょこんとカールの寝ぐせがついて、まあ!
この悪魔の誘惑を拒否できずに、「ぎゃ~!!」と叫びながらもみくちゃにしたとしましょう。サンがぼろきれになったころには、飼い主の後悔は半端なく、速攻で顔を洗う羽目になります。
目の中、鼻の中、まつげ、もう顔全体が恐ろしいことに。ああ、想像もしたくないその不快感。
女性(だけじゃないか)は絶対に気を付けましょう。また洗顔するのもめんどいから、と適当に取ってベッドに入ったりすると、後から取り切れてなかった毛が鼻穴に侵入してきてイライラと寝れなくなることがあります。
動いてるときはあまり気にならないものですけれど、就寝前に副交感神経が優位になると、こういうの神経になってくるんですよね。
外出時、身体は離れていても毛は共に。思わず毛に話しかける。
外出先で、完全仕事モードになっている時など、ふとした瞬間に「サンどうしてるかな…」とふっと浮かんできますよね。
顔と一緒に、あのふわふわ感や生温かいやさしさ感も一緒によみがえってきて、あーここにいたらなあ…と思うものです。しかし、大丈夫です!います。着ている洋服、コート、靴下を探ってみましょう。
彼(女)の分身が1~2本が常にあなたと一緒ですよ。「あ~サン君ついてきたんだねえ~やっぱりひろと離れたくないかあー」とにやけた数秒後に即、分身を破棄しましょう。やはり他人が見れば不潔ですからね。
寝る前、就寝グッズにまとわりついた毛の除去作業で30分消費。
この項目は、夜一緒に愛犬と寝る派の方にはわかって頂けないかもしれません。私が結構神経だからなのかもしれませんが、寝室で、私の布団や毛布についている毛は一本でも気になってしょうがないのです。
(寝室には毛は入れたくない派、もちろん一緒に寝ない派)付着しないように気を使っているのですが、どうしたって無理なわけで…。
私の寝室ではブルブル禁止!(毛が舞う!)
ついやっちゃうのよね
しかしここがややこしいのですが、単にその除去作業に30分かかるという話ではないのです。
毛が嫌なのであれば、コロコロで一挙に取ってしまえばいいのですが、なぜか「付着している毛探し」に没頭してしまうことがあるのです。
一本探してコロコロにペタ、あっまたあった。ペタ。おーこんな長い毛どこのだよ~ペタ。とか何とかやってるうちに軽く30分経過。何やってんだ私は~。…となぜかこうなってしまうというお話でした。
こーゆー神経な作業って、けっこう好きだったり
これ、わかって下さる方いらっしゃいますでしょうか?「毛も掃除もやだけど、めんどくさい除去作業ほど、なぜかはまってしまう(時がある)」というところ。
小学生のプールの時間でやった、宝探し感覚にちょっと似ております。理解して下さる方が少なければ、全然「あるある」ではなくなってしまいますね。
花粉症の時期を非常におびえる。
犬を飼って初めての早春間近。普段こんなに舞っている抜け毛、これ花粉の時期はどうなるの?!と花粉症持ちの方であれば、その恐怖は半可ではないはず。
はっきり言ってしまえば、「大きい毛玉」でしかない愛犬。その毛玉が花粉の舞う外で、たっぷり花粉を含ませて帰宅、それが一回のブルブルで、家中に大方散!
二ヵ月は愛犬に絶対近寄れないだろうなあ、散歩コースや時間帯も考えなきゃ、帰宅玄関先で犬にもコロコロ(?)、家の中でもマスク・保護メガネをかければ…と色々考えなければなりません。
しかしこれ、実際のところはどうなのでしょう。私は中程度の花粉症持ちなのですが、おびえた割には全然気にならず、拍子抜けしました。
顔をくっつけたりスリスリしたりは当然NGですが、まず一緒にくっついてリラックスしている分には全く(犬自体からは)気になりません。
もっと私が重症であれば違うのでしょうか。またゴールデンの毛がサラッとしていて花粉が付着しにくい?「毛が顔についたら普段より死ぬほどぬずがゆい」ことはありますが、それは犬の毛でなくても同じことなのでよくわかりません。
とにかく、犬に近づいてクシャミが出たり、目・耳がかゆみが増すということはないです。
何だか摩訶不思議です。他のみなさんがどうなのか、統計を取らないといけませんね。
なぜ?これは意外でしたね
人間の皮膚構造の素晴らしさに驚嘆。
以前、「抜け毛が付きづらい服の考察」というちょっとくだらない文章を書いたのですが。
これに関してまた考えてみた時に、洋服以外のプラスチックでも木材でも、差こそあれ毛ってどこにでもつくんですよね。
でも人間の肌を見てみてくださいよ!たとえちょっとついたとしてもすぐハラリと落ちてくれますよね!なんとすごいものなんだろう、人間の肌って。どういう過程を経てこんな素晴らしい構造になったのか。
冬でもなんでも真っ裸で過ごせれば、抜け毛も大分ストレスフリーなのですがね。夏はタンクトップと短パンくらいであれば、もう露出がほぼ肌ですから、大~分ストレスが減ります。早く夏が来ないかな。
やっぱ人間って素晴らしいわぁ
そうなのかな。どうなのかな…
まとめ
私が普段感じている「抜け毛あるある」、いかがでしたでしょうか。数個くらいは、「これ、わかるわ~」と思って下さったらとても嬉しいのです。
犬を飼うって、幸せだけれど、大変なことも多いですよね。一生、抜け毛にまとわりつかれるのも、やはりちょびストレス。
それでなくても人間ってストレスの多い毎日ですから、少しでも明るく毎日を過ごしたいものです!いつもは敵の抜け毛も、ちょっと視点を変えて話しかけたりしてみると、愛着が湧いてくるかもしれません。(一瞬で消え去る愛着ですが)
毎日お互いがんばりましょう!
やっぱり犬の方が素晴らしいと思う