【感動】愛犬が飼い主の危険を察知して助けてくれようとした話

勇敢に飼い主を助けた犬のニュースを見て、感動する飼い主
愛犬が飼い主を助けてくれようとした話のマンガ

海外のサイトなどを見ていると、「愛犬に命を助けられたシリーズ」ってたくさん出てきますよね。

あ~犬って素晴らしい!、鼻息を荒くしてうちの愛犬サン(ゴールデンレトリーバー♂)をチラ見すると、散歩と食べ物しか考えてないようなおとぼけ面。私が猛獣に襲われても間違いなく真っ先に逃げるんだろうな、と100%期待はしていませんでした。

でもある日、私が危険にさらされたのをいち早く察知して行動してくれたことがありました。

目次

心臓がちょい弱飼い主

心臓が弱いと、こんな弊害があります

私は心臓肥大で運動すると疲れやすい傾向があります。普段は大したことはないのですが、のぼり坂は苦手で、家の階段を上るのも嫌なくらい。

特に寒い冬は自律神経が乱れやすい。自律神経はたくさんの臓器を支配していますが、特に心臓とのつながりは密接で、乱れると心臓も疲れやすいという悪循環に陥ります。

数年前の大量雪かきで倒れる寸前に

雪かきをする飼い主を見守る愛犬
雪かき隊員のトレーニングしとくんだった

わが県は北国です。温暖化のせいなのか、年々雪は少ない傾向にある気がしますが、数年前に15年ぶりだかの、ものすごい量が降りました。サン(愛犬)の腹まで埋まって、散歩に行けないくらいでした。

私の市は雪の屋根降ろしまですることはありませんが、この年は「これ以上降れば屋根がつぶれるかも」といった恐怖にみんなおびえました。

うちは自営業なので、4台分の駐車スペースがあり、雪かき担当は私。雪かきは、決して一気にやってはいけないのです。慣れている方でも長くなれば腰や肩を痛めるを起こす可能性がありますから。

私は腰よりも、10年前に雪かきのしすぎで倒れかけたことがあるので、そっちの方が怖いのです。雪かきって結構な体力が必要です。30分以内の作業であれば、ダイエットに本当によい!

ひろ

「ダイエットだと思うしかないよね~」
(雪国の女性が毎年、降り始めだけ言う)

私は雪国在住のくせにコツをつかんでないので、(友人から言わせれば、全然下手くそらしい。)

特に、かいた雪をダンプで雪置き場に積んでいく作業が辛いんですよね。ガッと一気に大量の雪を載せていく一置きにつき、3分ずつ寿命を縮めているんでなかろーか。

どんなにノッてきても、一時間に一回は休憩しないと…。ところが、今回は量が量。早く雪を駐車場から追い出さないと、仕事が始まりません。

飼い主の異変に気付いて駆け寄る愛犬

案の定、「ちょっとやばいかも」と気づいた時には、2時間以上を軽く過ぎ、また倒れる寸前になってしまいました。

以前より、心臓氏も10歳年取ったせいか、「前回よりもやばいかも…」意識が遠のく寸前と言う感じで、何とか家に入りこみました。

愛犬の行動

飼い主の胸部にぐいぐい身体を押し付ける愛犬

飼い主やられている中、ぬくぬく温かい部屋でお昼寝中のサン君。

「ハスキーみたいにダンプ引くトレーニングさせれば良かった~(毎年思う)」などと悔しがる余裕もなく、ベッドに倒れ込もうとした時、サンが私に駆け寄ってきました。

遠のく意識下で、「おいおい、こんな状況でデカいのに突進されたら一気にやられるぅ~」と突き倒されることを予想して絶望と恐怖に。

しかしサンは、私がベッドに倒れる寸前に、私の前に後ろ向きにおすわりをして、私の胸部にぐいぐい自分の身体を押し付けてきたのです。

ひろ

飼い主瀕死な時に限って、なぜこんな構ってちゃん!?
…と思ってました。

サンの初めての行動に、私も少し驚きつつ、いつものお出迎えの激しいバージョンなのかな、と思っていました。私がサンから離れようとすると、更に身体を密着させてきました。

サンも鼻息が荒く、激しい感じなので逆らう気力がなく、わけもわからずそのままにされてること5分。

少しずつ拍動が緩やかになり、楽になっている感じがしたのです。ここまで来てようやく、「サンが心臓部を温めようとしてくれている」ことに気が付きました。

私がちょっとでも体勢を移動しようとすると、絶対に離れるまじとして更に密着させ、10分も経ったでしょうか。

動悸と吐き気が少しずつおさまってきたので、サンに「もういいよ」と声がけしました。が、まだサンはぐいぐいしてくるので、ここは、サン先生にまかせようと思い、さらに10分。

サン

こっちも必死よ

動悸と吐き気が緩んできたので横になりたいと思い、サンから離れました。サンはまだやり残した感があるようでしたが、私の足元に丸くなって更に温めてくれました。3時間後には大分回復しました。

考察

助けてくれたお礼に豪華なご飯を愛犬に提供する飼い主

犬は、飼い主の心拍や血圧の変化を感じ取ると言われます。訓練された犬だと、ガンや脳疾患、感染症などの陽性もわかるとか…しゅごい。

海外のネットニュースで、『雪の散歩中にクレパスに落ちて骨折して動けなくなった飼い主の胸に乗って、助けが来るまで飼い主を温め続けたわんちゃんの話』を見たことがあります。これと同じ行動だったのかなと思います。

改めて…ありがたや。サン、ありがとう!彼のその日の夕食が豪華だったことは言うまでもありません。(次の日には普通のカリカリに戻った)

最後に

雪遊びをする愛犬
  心臓冷たくないの?

怪我して動けなくなった飼い主のために人を呼んできてくれた、命を顧みずオオカミ集団に立ち向かった云々。

こんなニュースを見るたび、「こいつは絶対ないな」と愛犬を軽くみていましたが。何と、やっぱり私のことを考えてくれているじゃありませんか。犬に限らず、ずっと動物と暮らしていると、人間側が気づかないだけでこんなことって結構あるんでしょうね。

人間が犬を理解するよりはるかにずっと、犬は人間を理解している」とどこかの大学の先生が言っておりましたが、本当にそうなのだと思います。

ひろ

私の短所もわかり
すぎてんだろな
(ちょっと怖いわ)

毎日散歩に連れて行っても、身体ケアをしても、排泄処理をしても、「絶対飼い主の有難みわかっとらん」と言ってやりたくなる、普段はかわゆい天真爛漫な愛犬。

あなたののんびりマイペースな愛犬も、そんなシチュエーションに出くわせば、彼らなりに、必ずや感動的な行動をしてくれることでしょう。

私にとっては、ちょっとしたホームドクターがいてくれた事に気づかされて、感謝ともに日々の安心感が増した感です。まぁ、「何かに襲われる系」は期待できないでしょうけど、なんて、贅沢言い過ぎですね。

ひろ・サン

まさか犬に助けられるとは…。
      /助けましたよ

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