ゴールデンレトリーバーって、何だかんだ、やっぱりしつけがしやすいと思います。
頭もいいし、意欲的だし、褒められるのも(おやつも)大好きですし。
どんどん覚えてくれるから、こちらも楽しいですよね。
ですが、難易度の高いトレーニング、また飼い主さん側のトレーニング疲れにより、『このくらいできればいいや』で中途半端にしつけ終了してしまうことってあると思うんです。
私も3つほど、途中で投げ出してしまって後に後悔したものが3つありました。
こちらとの信頼関係が強固になったり、やんちゃぶりも落ち着いてきたりすると、特に日々に支障はなくなってくるのですが、『今までトラブルがなかったのは運が良かっただけ』とも言えるんですよね…。
そんなことをご紹介したいと思います。
ちゃんとしつけれなくて、後悔したトレーニング3つ
散歩中の「ついて」が完璧でない
一番後悔したことです。はじめは『大型犬なるもの、散歩スタイルは完璧でねば』と張り切ってはいたのですが。
しつけも一人でやっていると、怒涛のように次から次へとくるじゃないですか。ちょっと難易度が高い『トイレ誘導』などに手こずってる最中に反抗期がきたり…。
サンは4ヶ月過ぎでお迎えしてすぐ反抗期がきたので、しつけを急がせなきゃと、とにかく焦ってしまいました。
『成犬になるまでが勝負』と思って…。実際、そんなこともないですけどね
最後に残ったのが散歩のしつけでした。その時には疲れきって、7割くらいで『もういいや』となってしまったのです。
更に言い訳すると、『くんくん行動を飼い主が制限するのは可哀そうかも』とか思っちゃったんですよね…。
あとから考えれば、自分の言い訳だったなァ、と反省していますが。
『くんくん(自由)行動』は、運動量が『ついて』の3倍。というネタも聞いたもんですから。(本当なのかな?)
サンの場合は、スタートはちゃんとついて歩きますが、10分と持ちません。段々飽きてきて、自分の興味のあるものがあると引っ張ります。それをまた『ついて指示』で矯正、矯正という感じです。
人通りがない裏道はリードを緩めて、人通りが多い大通りなどは『ついて』でやっているのですが、やはり中途半端になってしまい、困ることが多々あります。
特にサンは、人間は大好きなのでセーフですが、他のわんちゃん/ネコに対してフレンドリーではないので、吠えられたりすると、サンも興奮しがちで大変です。
大型犬なんだから、もっと余裕みせてよ。いちいち反応すんな
つい買っちゃうのよね
この辺、しっかり『ついて』をマスターしていれば、また違ったのかなと考えます。
そして、やっぱり見た目がカッコ悪い。サッサッサッとテンポよく飼い主さんと歩いている優等生大型ちゃんを見ると、かっこよ~いと見とれちゃいます。
もう目線からして違いますもんね。彼らは真っすぐ前を見て飼い主さんと同じ方向で歩いているんですが、サンは食いもんを探すために、完全に下ですもんね。
何だか私達が、とってもズッコケコンビに思えます。
そして、散歩時間も無駄に長い。だらだら歩きになるので時間も倍かかると思われます。
全然『飼い主の健康促進』にはならんと思う
7歳になった今では、精神的にも落ち着き、『散歩をゆっくり楽しもう』的な余裕がでてきましたし、飼い主への気遣いもあり/言うこともよく聞きます。
7~8割は指示なしでちゃんと『ついて』歩きます。
今でこそ、散歩を楽しんでいますが、3歳くらいまではサンの性格も激しかったので大変なこともありました。
野良猫とケンカしたり、他のわんちゃんから売られたケンカを買おうとしたり…。
私は体力がある方なので、40㎏弱を押さえつけることはできるのですが、それでも大型犬ですもんね。
通行人の方や、他のわんちゃんに少しでも不快な思いをさせてはいないだろうか?…と鑑みると、『ついてトレーニング』を途中で投げ出したのは飼い主失格でした。
私じゃ絶対にムリ
(サンとほぼ同じ体重)
でしょうね
拾い食いする
散歩中、サンが食べてしまうのは、ティッシュ類一択です。『だめ』と言えば食べないのですが、私が気づかないとモグモグしてます。
これも、ちゃんと教えれば良かったな~と後悔していることです。とくに『ついて』が完璧でなく、くんくん行動はわりかし自由にしてしまっているので尚更なのです。
色んな悪意を持った事件を聞くと恐ろしくなります。捨ててあった飲み物に、殺虫剤等が混入されていてわんちゃんが…という話は何度か聞きました。
うちは田舎県なので、原っぱに遊びに行くと、見てないうちに何かモグったのでしょう、草を吐き出してることもあります。
毒草もそうそうないのでしょうが、除草剤なんかは怖いですよね。
しかし!捨てられているティッシュのゴミって相当ですよね。サンを自由にさせておいたら、1時間の散歩に20個は食ってるんでないかなぁ。
トレぺとか!どうゆうこと?もうあり得ないですよね。
何をぬぐったの?あぁ、考えたくない…。
(口から取り出す時) グエ~~~
拾い食いも、ゴールデンの性格であれば、十分に教えられると思います。私は『ついて』同様、トレーニングに疲れ切って、途中でやめてしまった項目なのですが。
というよりも、『ついて』さえできていればここまで悩まないんでしょうけれど。
もっと焦らずに、余裕をもって、しつけをすれば良かった…
余談ですが、犬も変わってますよね。口に入れたら、必ずモグモグしながら私に報告してくる(そばに寄ってくる)んですよね。
みなさんの愛犬もそうですか?まさかネコのように、褒めてもらいたくて獲物を見せにくるわけでもないんでしょうけど。
モグモグ寄ってくる→怒られて口から取り出される→何事もなかったように素直に取り出させる→どこか満足気?
飼い主からちょい怒られるのが好き?私も、子供の頃にわざと親の気を引くことをして、『だめでしょ~』と言われるのを期待してた記憶があります。
それと同じ心境なんでしょうかね?ちょっと親に構われたいみたいな。
ちょっとエム気質みたいな?
可愛いですが、私もサンも今まで何もなかったのって運がいいだけなんですよね…。肝に銘じて今日も散歩もしっかりと見張っていたいと思います。
白いもの大好き
イレギュラーな留守番ができない
我が家のサンは分離不安ですので、(成犬になって大分落ち着きましたが)留守番トレーニング時代はけっこう苦労しました。特に問題行動としての『おもらし』期間は想像以上に長い道のりでした。
育犬ノイローゼってやつ
サンの留守番時間がトータル8時間程度と長いことと、必要最低限以上に出かけて、これ以上もらされるのが嫌だったことがあり、仕事以外の時間は一人にしないというスタイルにしてしまいました。
我が家は自営です。午前4時間留守番→お昼に飼い主1時間戻ってくる→午後4時間留守番です。
例えば夜サンを一人にして遊びに行くとか、一度戻って来てまたすぐ出かけるとか、いつものルーティン以外の行動ができない生活になりました。
ゴールデンを飼っていた方に、『その生活は絶対やめた方がいい、イレギュラーにたくさん出かけて慣らした方が絶対に良い』と口酸っぱくアドバイスしてもらったものの、勇気が出せずそのまま7年です。
ぼくは同じルーティンが
安心する…
私は友達も少ないし、お出かけ予定もそれほどないので(哀し)、ストレスがたまるほどではないのです。
が、たまに急用ができて、サンの留守番できる時間帯に該当しなければ断ったり、母に頼んだりと結構面倒くさいのです。
我が家は母と二人なのですが、夜、二人で飲みに行ったり、二人で一日中旅行に行ったりということもできないので、お出かけ好きの母にも申し訳ないのです。
そーいえば4年も
県外行ってない
かと言って…サンのおもらし時代は、私のメンタルも限界にきていて、おもらしに相当敏感になっていました。
あの時の自分の気持ちに戻ると、今でもサンを一人にできないと思います、しょうがないですね。
でも、もしこれから留守番トレーニングを始める方がいらっしゃるとすれば、やはり『問題行動は我慢して、イレギュラーなお出かけに慣れさせた方が、今後のドッグライフは楽です』と言うでしょうね…、
私はできなかったのでアドバイスする資格もないのですけれど。
飼い主も初心者ですから