愛犬から学ぶ自然に即した生き方5選

愛犬から自然な生き方を学ぶ飼い主
愛犬が飼い主に教えてくれる健康法のマンガ

愛犬の行動を7年間みていて、「ああ、これこそ動物の自然な生き方だよなァ」と感心することがあります。

人間も動物。本来の生存能力を最大限に活動させるには、文明社会に毒されていない他の動物たちに学ぶところが大きいのではないか?

健康のために私も見習うべきだと思った、サン(ゴールデン♂)の行動5つをご紹介したいと思います。

目次

愛犬から学びたい自然に即した生き方5つ

常に太陽を求める

太陽を求めて窓に移動する愛犬

寒い、北国のある昼下がり。ぬくぬくと暖房と毛布に包まれて、スマホ見ながら菓子をボリボリ。そんな私の前を通り過ぎ、寒い窓辺にべったりなサン君。

「お~い、窓は寒いから風邪ひくぞぉ。こっちおいで」と呼びかけますが、サンはカーテン隙間から入ってくる、わずかな太陽を求めて窓に行くんですね。

私の県は、全国でも日照時間が特に少なく、そのせいで精神を病む人も全国トップレベル。

世界中でも、日照が少ない北欧の国などは、ビタミンD不足になり、骨格系、神経系、循環器系の病が多いと聞きます。

こんな県に迎えてごめんね、と思いながらも、デカい身体をわずか数センチの日差しにあてようと考えているサンがいじらしくなります。

実際、おケツしか的あたってないが…。

ひろ

やっぱ基本はお日様だよね

急いでカーテンを開けてやりながら、私ももっと太陽を求めよう!重い腰を上げて、「散歩に行くか?」と誘ってみる私です。

人工の風にあたりすぎない

人工を風を愛犬にあててしまう飼い主と嫌がる愛犬

サン(ゴールデン)は、長毛なので、夏は本当に苦手です。私も暑がりなので、サンと一緒にクーラーと扇風機にあたりっぱなし。

大の字で腹を出してクシャミで起きる始末。気付くと、サンが隣にいないではありませんか。

「お~い、暑いから扇風機あたらんと」と、クレートに入っていたサンに向けて、わざわざ扇風機をあてている私でしたが、何だか迷惑そう。

よくよくサンを観察していると、決してずっと扇風機にあたらないんです。

ある程度あたって身体の温度が下がったら、一旦風を避けて、また暑くなったらあたりにくる、というのを繰り返していました。

そうか!人口の風はあたりすぎると具合が悪くなることを肌で感じているのかな?と気が付いた飼い主。

対して私は、お昼寝時、就寝時はず~と扇風機を頭にかけっぱなし。寒くなれば毛布に包まれながらもあたり続けるという。

「しゃむい~」と喜びながら毛布をすりすり。これって結構あるあるだと思うんですが、呆れる行動ですよね。結果、頭が痛くなっているのですから。

ひろ

暖かい部屋でアイスを食べる
幸せと同義

病気の養生を徹底

養生中の愛犬は話しかけられるのさえ嫌がる

サンは寂しがり屋(軽度分離不安)で、飼い主とのコミュニケーション時間が充分にないと、すぐメンタルが低下します。

そんな彼が、全く飼い主を近づけない時が過去2回ありました。

去勢手術をした時と、足を派手にくじいて歩けなくなった時です。以下のようになりました。

サン

ぼくの【療養中の
心得】3つ

❶ 人を寄せ付けない  

❷ ご飯を食べない飲み水も少なめ    

❸ とにかく動かず睡眠      

❶ 人を寄せ付けないサン恐いもの見たさの顔の吹き出し

飼い主が話しかけても一切の無視!クレートに閉じこもり、「寄るな触るな」オーラがすごい。しつこい性格の飼い主も、容赦ないシカトぶりに「あ、ごめんなさい」と引き下がらざるを得ません。せめてクレートからはみ出るほっぺの肉をモミモミだけでも…だめ?

❷ ご飯を食べない飲み水も少なめサン眠る吹き出し

手術後はご飯も水も取ってはいけませんでしたから、欲しがらないのには助かりました。

人間って、『体調が悪い時こそ、無理をしてでも栄養とらにゃ』と思ってしまうことありますよね。

実際は、無理して内臓に負担をかけるなら、一日くらい食べなくても何の問題もなし!が真実ではと私は思っています。サンをみていると、尚更でした。 

ちなみに、以前わが県が大雨に見舞われて家が大水に囲まれるという非常事態がありました。

サンも異常を察知したそぶりがあり、その際も食べ物・飲み物を一切口にせず、ひたすら寝ていました。

本人に聞いてみないとわかりませんが、これも「非常事態は食うより休息」を大事としてたのかな。

実際私も、メンタルが低下して食欲なんて全くなかったですからね。ストックしている非常食なんて、見たくもないという感じ。

トイレが使えない状況で、食べると排泄もしたくなるので、できる限り避けたかったですし。

ひろ

実際、災害一日目でもりもり
食べれる人なんて、いるんかな

手術後も足を怪我後も、(もちろん)サンを心配しながらも、「りんごや焼き芋を大っぴらに食えるのは今しかなし!」と無駄に食べていました。

いつもなら、0.1秒で察知して隣に瞬間移動してくる毛玉がうるさくて、全然食べた気がしないもんですから。

ひろ

腹はふくれたが、あと食っとくもんはないかな

サン

・・・。

❸ とにかく動かず睡眠サン内緒の吹き出し

大好きな散歩も要求せず、家族も完全無視して、とにかく巣穴に閉じこもって寝る愛犬。傷が癒される時間は、睡眠中ですものね。

健康時も常に寝てると思うんだが、この時ばかりは超高速充電なんでしょうね。サンに繫がれているケーブルに行き交う電力も大忙しで電気代もすごいことでしょう。

はぁ、えらいねぇ…と感心しながら、また菓子をボリボリな飼い主。愛犬が具合悪い時って、ここぞとばかりに食べ物に走っている気がします。

もちろん心配はしているのですよ、でも自分でちゃんとケアしているサンをみていると、あぁ、これは大丈夫だなと変に安心してしまいます。(自分で治せる見込みがあるんだねと思っちゃう)

サン

どーぞどーぞ、好きなだけ食べて太っちゃえ

事あるごとにストレッチ

常にストレットをする愛犬

犬やネコを観察していると、事あるごとに「伸び」をしていますよね。起きた時、何か行動しようとするとき、睡眠中にも。

一日何回伸びているのかは、私の感覚では(私の見れない時間も考慮して)一日20回以上は固いだろう。

しかも、全身ですからね。手足、体幹、よ~く見ると、首も微妙に伸びておる。一回でこれは効率が良すぎじゃないですか。

人間が全身をストレッチするとしたら、一回でせいぜいが上半身くらいのもんです。二足歩行を手に入れた代償として、愛犬の2~3倍は手間です。

しかも大抵は上半身で満足しますからね。普段の生活で下半身をストレッチすることってまずないですよね。

思えば人間の行動は、前傾姿勢になりがちです。食事、パソコン、スマホ…。これでは、筋肉、内臓、リンパ、血管、全て滞りが悪くなるのも当然。これは是非とも愛犬に学ぶべき簡単な健康法!

私もサンが伸びたら、自分も伸びようと何度誓いを立てたことか。せめて、彼の5回に1回だけでも…と挫折する度に思うのですが。

ひろ

「ストレッチを定期的にしなさい」とか、親から教えてもらうんですかね?

いつも探求心旺盛、行動的

何にでも好奇心旺盛な愛犬

身体は年を取っても、脳は健康でいたい!笑うこと、プラス思考でいること、そして常に何かに興味を持って取り組んでいること。

愛犬をみていると、「何でそんなどうでもいいことに興味を持つの?」と呆れる反面、感心せざるを得ません。

絶対、今後の彼の犬生に関わりのない物でしょうに…。外出での「くんくん行動」も、ほっといたら永遠ですよね。

新しい散歩コースに連れてこうもんなら、飼い主は映画の一本でも見れるんじゃないかと思います。

ひろ

ねーそろそろ帰ろーよォ

サン

今、社会情勢を熟考中!

今まで知らなかったものを知ること」は、犬にとってご飯と同じように生きる糧。人間は、自分の興味あるもの、必要だと思う対象しか探求しない人がほぼだと思います。

道端に落ちているゴミすら気にしてみれば、脳細胞が一個くらい増えるかな。

確実に、私よりサンの方が脳内シナプスの活動が盛んであると思います。近頃では、冬が近づいてきているせいか無気力な私、彼を見習わねば。

母に言わせれば、「いちいち神経使って、絶対身体に良くないって。」人間ではそれも言えるか…。

ひろ

好奇心はおばあちゃんになっても欲しいよね!

最後に

現代では人間の便利な人口社会によって、犬も箱入り息子(娘)がち。彼らの本能や第六感は薄らいできているかもしれません。

それでも、愛犬が二本足になってしゃべりだしでもしない限り、彼らが教えてくれることって、とても大事なものばかりだと感じます。

逆に、人間側が教えてあげられる、犬にとって有益なことってあるのかな?と思ったりもします。私の方が長生きだし、楽しみ要素も多いし…。

でも、サンの生き方を見ていると、私よりも毎日を無駄なく「十分生ききっている」ように感じることも。

人間をやめて犬になりたいなァとは思いませんが、一分一秒を大切に生きているサンの生きがい要素として「私」も含まれているのならば、飼い主として本当に幸せだと噛みしめる私です。

ひろ・サン

違う種別の動物と暮らすと、お互い刺激がありますね!

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